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メディアで「除染」という言葉や文字か一人歩きしている。放射能に汚染された土を5センチ削ればグランドは除染されクリーンになるという。削り採られた土は何処かに移動し集められ其処でまた放射能を放出し続けるわけで即ち除染ではなく移染だ。

核の平和利用という名のもとで私たちは原子力を受け入れ「原子力の安全神話」を信じ続けてきた。
ところが原子力発電所が事故を起こして初めて原子力の平和利用は出来ないこと、また人間ではコントロールできないことを私たち国民は知ったはずだった。けれども今でも平和利用を疑わない人々がいることに驚きを隠せない。

最近になって事故直後の真実が明らかにされてきた。当時国や原子力を専門とする偉い御用学者達はこぞって「大したことはない、すぐには人体に影響はない」と誤魔化してきた。

「原発の深い闇」と題した本が宝島社から出版された。真実を探し、真実を突きつけようとする心あるジャーナリストや学者がペンを執っている。知れば知るほど日本という国は相変わらず真実を語らず隠蔽する恐ろしい国であることを再認識する。

事実が大変なことであろうとも、きちっと真実を国民に語る事が真の民主主義であり、それが国民にはどんなに安心を与えることだろうか。

10月3日から始まった朝日新聞の連載記事「プロメテウスの罠」は非常に興味深い記事だ。まるでミステリー小説を読んでいるかのようだが記者が取材して得た現実の話だ。

第一シリーズは「防御服の男」とサブタイトルがある。今までの粗筋はこうだ・・・ワゴン車が止まって中に居た白い防御服を着た男2人が主人公の館野みずえに向かって叫んだ「なんでこんな所に居るんだ!頼む、逃げてくれ」みずえはびっくりした。

車の2人ともガスマスクを着けていた。「放射性物質が拡散しているのだ」真剣な物言いで切迫した雰囲気だった・・・。

プロメテウスとは、神から火を盗み人類に与えたギリシャ神話の火の神様である。

事故直後に真実を叫んだ白い防御服を着た2人の男とは一体何者だろうか。多くの読者はすでに何処の誰かかは推測がついているだろう。

私たちは日頃から注意深く情報の真意を判断する能力を身につけなければならない。
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2011.10.09 / Top↑