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石塀小路

制作の合間お見てふらっと京都へ出かけた。加藤周一氏が医学生としてパリに留学した時、北フランスにあるランスのノートルダム寺院で観た「ほほ笑む天使」に文化的な強いショックを受け医学を学ぶどころではなかったとのこと、帰国して直ぐに京都・神護寺の「五大虚空蔵菩薩像」を観て日本にも西洋文化に引け劣らない高い文化があることを知り安堵したという。京都には日本人の美意識が集約された空間がある。それは日本人にとって自由になれる精神の原点のような。。。京都には学生たちと古美術研究と称してゼミ旅行でよく出かけた。また若い頃に個展をしたりコンクールやグループ展にも出品したりした思い出多き街でもある。

いし塀小路にあるカフェを久しぶりに訪ねてみた。昔と変わらぬ佇まいは嬉しかった。ヨーロッパには長い間、建物の外観も店内のテーブルの配置も変わらないことが多々ある。再訪し同じテーブル席に座り注文の品を待つ間は時間が停止しているかのようで詩的なときである。

帰路カーラジオから「皇帝」が流れ心地よく走った。坂本九が歌った「上お向いて歩こう」の元ネタはベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」の第1楽章からだといわれる。「皇帝」と作曲家自身が名付けた訳ではないが雄大でロマン溢れる旋律にいつしか「皇帝」と呼ばれるようになったようだ。
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2014.05.31 / Top↑