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「ホームで手渡す手紙・・・」という俳句の詠まれるのがラジオからながれた。そんな情景が私にもかってあった。。。卒業して間もない頃、故郷に帰るという友人を新宿駅へ見送に行ったときだった。私は弁当と陶器の土瓶にはいた茶を買い電車の窓越しに渡した。そのときに友人から一冊の本を渡された。本の見返しの所に万年筆で熱い想いが綴られているのを私が目にしたとき、友人の目から大粒の泪が流れていた。友人の気持ちも知らないで過ごした日々。鈍感で無神経だった私。何度、思い起こしても心がぐしやっと壊れる思いである。

お世話になた美術館の館長さんと副館長さんが同時に退任するという.。何か恩返しはできないものかと二人の退任を祝う会を企画した。早々関係者に声掛けをした。声掛けをした全員が多忙のなか出席してくれた。友人たちの出版記念などでパーティーの企画は今までにも何度も経験して慣れているつもりだった。けれど今回は少人数の会にもかかわらず思いのほか緊張し久しぶりに眠れない日もあった。それは先に教え子たちがひらいてくれた私の退任記念の会が心のこもった素晴らしいものだったから、いい加減なことは出来ないという強い想いがあったからだ。
出席者には二人の退任後の進路がどうなるのか、気になるところだった。しかし当の二人からは回答はなかった。けれど推理クイズのように皆さんからの質問を受けているうちに退任後の進路が見えてきたような雰囲気になった。正式な回答は四月以降だという。

会議でホテルへ出かけた。ロビーに華やいだ学生たちの輪があった。この時期は謝恩会の季節でもある。近年は先生から謝恩される覚えがないと辞退もあるときく。一方で学生からは謝恩したくない先生がいるという声もあると。双方の言い分はそれぞれに正しい。結局、「謝恩」という言葉を無くし「卒業パーティー」とすれば双方が了承。

三月は年度末でもある。この時期に毎年「囲炉裏会」と称して囲炉裏を囲み酒を飲み交わしながら一年を振り返る。メンバーは医者、弁護士、建築家、生物学者、学長さんら異業種の七名。共に時世の危うさを危惧。来年のテーマは「こいばな」に決まった。どんな報告がされるか、楽しみなのだが大変な宿題でもある。
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2015.03.20 / Top↑