2010年度 愛知県美術館第4期収蔵作品展会期4月17日(日)まで
私が31歳の時の作品と近作の2点が展示してありますので御高覧いただけましたなら幸いです。31歳の時の作品は現在の単純な形態の造形のみで絵画を成立させようとする以前の作品であるが、当時すでに現在の絵画の予兆が出ています。

31歳の時に私は何を考えて制作していたか、また身の回りの生活はどうだったかと思い巡ります。

池田満寿夫さんのようにカッコヨク飛び立ちたいという思いがあった。その為には国内外のコンクールに出品することだった。また東京で個展をして一流誌に掲載されることが目標でもあった。けれども油彩画を東京や海外に梱包して送るのは、現在のようには容易ではなかった。ましてや落選して(ほとんど落選した)作品が戻ってくると悲惨であった。

落選しても描きまくった。といって信じる道を突き進むほどの勇気も知識も才能もなかった。現代美術という文脈を探すために活躍していたいろいろなジャンルの先輩諸氏の話をきいた。そして時代をを読むことに努力した。

やがて西欧の美術教育から加藤周一らの日本の美意識へとシフトが始まった。


作品WORK97-6は31歳の時の作品からいらないものを「捨てる」造形です。そして画面の仕上げに「舞妓の口紅のような化粧」をした。


収蔵作品展には、櫃田伸也、山本富章、坂本夏子ら地元作家の他に岡崎乾二郎、加納光於、中西夏之、絹谷幸二、
クリムト、ピカソ、クレー、フォンターナ、ステラ、マティス、モーリス・ルイス、サム・フランシス、など興味ある作家の作品が展示されている。

木村定三コレクションの陶磁器作品も素晴らしく見逃せない作品です。
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2011.03.18 / Top↑
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