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春の訪れにアトリエの庭の手入れをした。陽当たりのよい西側の斜面に「わらび」が沢山生えていた。摘んで家に持ち帰り重層に浸しあく抜きをした。

わらびは取り立てて美味しいものでもないが、春の山菜の一つで食感がいい。おしたしにしたり、天ぷらににしたり、サラダに、味噌汁に・・・春の食卓に添える一品である。

わらびの根っこからでんぷんを採り出すのはとても面倒な作業だが、わらび粉はくず粉よりも高級食材だ。

暖かさにドライブがてらルーシー・リー展を観に行った。入口の通路に掛けられた大きな写真が印象的だ。ハンス・コパ-との邂逅。ルーシー・りーには物語があるから観る者を引き付けてやまないのだろうと思う。


タイトルの「春の鋭角」は東北に住む歌人の処女作の表題だ。

当時気仙沼に住んでいた作者は「浜辺の朝に、潮騒に、わたしの生活を取り巻く環境のいろいろな場面で見受ける」と穏やかな港町の風景と「透明な春の動きに生命の鋭角的センスを感じた」としなやかな感性の閃きを表現している。

穏やかだった東北地方の風景。震災以来日に日に被害が明らかになってくると悲しみと怒りがこみ上げてくる。

地震は自然災害だが、原発は人災だ。

原発について多くの学者が国策になびいて出世した。脱原発を説いた科学者、高木仁三郎が生きていたならどんな言葉を聴かせてくれるだろうかと想像する。

かって富田八郎というペンネームで水俣病の御用学者を批判した宇井純は東大での出世は閉ざされた。挙句に沖縄まで飛ばされ教授にはなった。しかし今日では水俣病の過ちを国も企業も認め和解を成立させ、多くの患者を救い偉大な科学者として歴史にその名を刻んだ。

権力になびく人間には研究者や教育者には相応しくないようである。
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2011.04.04 / Top↑
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