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堀辰雄の作品に憧れ毎年、晩夏に信州を訪れるのが私の楽しみだった。けれど今年は松本の音楽祭にも八ヶ岳で制作する古くからの友人のアトリエも訪ねることが出来なかった。それは制作に籠り余裕を失っていたからだった。今夏は日本中が夏らしい空を見ることなく秋を迎えることになった。八月九日長崎原爆の日に被爆者協議会議長の川野浩一氏が安倍総理に面と向かって「あなたはどこの国の総理ですか」と詰め寄った。お友達の為の政治を展開する安倍総理に、多くの国民の思いを代弁するかのようなような厳しい言葉だった。

散歩から戻ると私の家の前に美しい車がとまっていた。20年ほど前に生産されたイギリスの名車だ。突然の客人に挨拶抜きにその場で車談議がはじまってしまった。客人はロンドンの名門モッシマンズから招待をうけた和食の職人だ。開店のおりには推薦文をかいた。とにかく入りにくい店構えで、まるで入店することを拒否するかのような閉ざされた構えだ。また店の包装紙には私の絵柄が採用されている。店の構えもそうだが、難解な私の造形を包装紙にしようとするセンスは明らかにアブノーマルのように思える。事を極めようとすればするほど人は去り孤独だという。精神の成長に孤独は重要だとエールを送った。突然の一家言ある青年の来訪は大いなる刺激だった。
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2017.09.03 / Top↑
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